ある日の休日
夜更かしをしすぎて、起きたのが昼過ぎになってしまった。
なんだか休みを無駄にしてしまった気分…
布団の中でモゾモゾしながら、ふいに手に取ったスマホをのぞけば
「うわぁ…」
秋道さんからものすごい数のメッセージと着信が届いていた。
ゆうに100件は超える量。
「こわ」
急いで体を起こし、メッセージを確認。
どれもこれも『会いたい』だの『なにしてるの』だの、私の彼氏さながらな内容だった。
そしてスクロールを続けていき、一番最後のメッセージにたどり着く。
おもわず目を見張った。
『もういい。茜ちゃんのこと監禁するから』
刹那、現実にぐいと引き戻される感覚に襲われた。



