病んだ心をつまびいて




「細くてかわいい首だね……新山クンに絞められて喘ぐ茜ちゃん、悔しいけどかわいかった」


「や、やめ……」




やんわり、てのひらに力を入れられる。



「苦しいのすきなの?これからはキスも首を絞めながらしようか。ほら、こうしてさ」



一気に呼吸を潰すほど絞められた。



バチッと視界に火花が散る。


衝撃の中、くちびるを塞がれた。




また、新山くんと、おなじこと……





「〜〜っ、が……んんっ」


「かわいい、このまま殺しちゃうかも……ねぇ、いい?」




いいわけない。

けど、それを伝える選択すら苦痛の中で排除されて。


限界まで強制連行。
あと一歩踏み込まれたら終わりだと悟る。




長い長いくちづけ。


わざとらしいリップ音とともに、流れてくるのは甘い声。





「なんて、ジョーダンだよ。今日はおうちに帰してあげる。でも次はあまり期待しないでね──」





歪んだ笑みを映して、視界が暗転した。