病んだ心をつまびいて




薄暗い体育倉庫の裏に下ろされると、くちびるに噛みつかれた。


性急なキス。
なんの心の準備もできていなかった私は、されるがまま溺れていく。



「ん、んんっ、っふぁ」



息継ぎは侵入を許す合図となり、熱い舌に飲み込まれてしまう。


後頭部に添えられた手がときおり髪を梳く。


腰を引き寄せられ、新山くんの昂りをわざとらしく押し当てられる。



苦しい、まって、いろんな意味で死んでしまう!!



ほんとに食べられちゃうかと思うほど、野性的に情熱をぶつけられた。



「はぁっ、に、やまく、だめ」



ようやく解放されたかと思えば、今度は顔中にやわらかいキスを降らされて大変。



「っ、……かわいいことばっか言いやがって。これでまだ俺にオトモダチ続けさせるとか、信じらんねぇ……」

「やめ、ぁ、う」


「……俺の」

「ん、ぅ……」


「平石は俺のだ」

「とまって、新山くん、ぅっ」


「俺のなのに……あいつのせいで、あいつがいるから、平石のすべてが手に入らない」




獰猛な感情が燃え滾る2つの目に、四肢を拘束されてしまう。