病んだ心をつまびいて



秋道さんとケリをつけたあと
もう一度、私から告白する。


それまで気持ちを揺らがせるわけにはいかない。



平石茜は、新山くんと幸せになってみせるのよ!






──でも、あんたを殺そうとしたんだよ?






もう一人の私が耳打ちをした。




ドロドロとした黒い液体が心臓から流れ落ちていく。



とっくに侵食していた、新山くんの澱。



わかってる。わかってるけど
きっと、一次的に暴走してしまっただけであって、一種の衝動というか……
 



ふと、ズボンのポケットにある硬いものの存在を思い出してしまう。



新山くんに好きと言いながら、私はボイスレコーダーを隠している。


せりあがる恐れに蓋をしながら、自分を騙してる。