病んだ心をつまびいて



「ひっ……う、新山くん?」



私の声を押し潰すように、ぐっと力を加えられる。



熱くて硬い新山くんのてのひら。


それが、私の首を絞めている。




「んぅ…くるしいよ、ぁっ……」



身をよじるも、力の差で意味をなさない。



新山くんは私のことを見つめ続け、そのままくちびるを重ねてきた。



触れるだけのキス。


なのに、頭の中がものすごく掻き回される。




「……細ぇ首……折れちまいそう」


「ぅ……うぅ……」


「俺が欲しいものはこんなに細くて脆い。力を入れれば、あっというまに手折れちまう」


「や、めて……おねがい」




殺される

そう思ったけど、新山くんは力を弱めてくれた。
しかし



「かはっ、んぁっ、う……っ!」



酸素を一瞬だけ取り込ませて、また気道を塞いでくる。



どうにかなりそうだった。


だって、まるでかわいがるように嗜虐を加えてくるのだから。



「……かわいいな……なんでこんなにかわいいの?おまえ」



ぎゅうぎゅうと絞めあげられる苦しさに足の力が抜けていく。
けど、太ももの間に膝を入れられてしまい、体勢を崩すことすらできない。


逃げ道を封じられた苦悶は、私の意識をおぼろにしていく。