「……冗談やめて。そんなことするわけないでしょ。それ、2組の誰が言ってたの?」
「んなことどーでもいいだろ?それよりさ」
そっと、耳もとに唇を寄せられる。
「誰にでもユルいなら、今度俺らにもヤらせてよ?」
熱を帯びた吐息に肌が粟立つ。
信じられない気持ちで彼らの顔を見れば、欲にまみれた笑みが私に注がれていた。
「ぜったいむり。
いやに決まってるでしょ」
「いいじゃん。平石のことずっとかわいーと思ってたんだよな」
「あっそ。1ミリもうれしくないから。手を離して」
「離すわけねーだろ。
いまさら純情ぶってんなよ淫乱オンナ」
私の腕を掴む手に力が加えられる。
骨が軋んで痛い。
やめて、触らないで。気持ち悪い。
目をぎゅっと閉じ、力のかぎり振り払おうとしたそのときだった
「いってぇっ、なにすんだ新山!!」



