この嵐を収めるにはどうすればいいのかなんて分かってはいる、分かってはいるが
「……むり」
私があのヤンデレもじゃジジィの彼女?
愛の重さで死ぬが?
というかそもそも、私は新山くんのことが─
「……」
大好きな人の顔を頭に思い浮かべて、いつもなら胸が高鳴るはずなのに、私の心臓は静かなままだった。
ズキズキと体の奥から鈍痛が響く。
昨日のことが強烈にフラッシュバックしてくる。
秋道さんに過剰な攻撃を加える姿。
ナイフを握る手。
そして
──『殺してでも手に入れる』
信じたくない、私への歪んだ想い。
どれもこれも現実だと脳が訴えてくる。



