病んだ心をつまびいて



通学路をとぼとぼと歩きながら、これからのことを考えた。



お母さんからのメッセージでなんとか気は持ち直したけれど、いざ目の前の壁と対峙するとなるとかなり勇気が必要となる。




まずは秋道さんだ。


昨日のことで秋道さんがどれだけ危険な状態なのかを思い知らされた。



包丁まで持ち出して私のことを殺そうとしてきたんだ。



彼の倫理観に期待などしていたら命がいくらあっても足りない。



新山くんが助けてくれなかったら……きっと私は殺されていた。



おそらく彼にとっては一線を越えてしまうなどすでに容易いことなのだろう。




私次第で秋道さんの行動も変わってくる。
なにをしでかすかわからない。



そんな状況で、誰かに助けを求めることが果たして正解なのだろうか?
誰のことも傷つけたくない。