病んだ心をつまびいて






眼前に自室の天井が広がる。


いつ目を開けていたのか、それは最悪な朝の目覚めだった。



「……」



重たい体を起こしスマホを確認。
アラームが鳴る5分前だった。



頭の奥からぐわんぐわんと揺れるような不快感にため息がこぼれた。





また悪夢。記憶陥没機能付き。



どんな内容だったのか忘れてしまうのに、律儀にも悪夢にうなされたという感覚だけは残っているなんて。


いい加減慣れたけど、だからといって不快感が消えるわけではない。


ぎこちなくベッドから降りた。