「実ははじめから、おまえに告白するつもりだったんだ。俺の手で……一生おまえを守るために」
ここにきて聞かされた事実にさらなる怖気が重なる。
でも……私、新山くんの告白を断ってしまったよ?
なら、今ここで──?
「だが、今回はなにか理由がありそうだったから見逃した。顔にも俺のことが大好きって書いてあったし」
「……」
「よかったよ。平石が抱く俺への気持ちは本物らしいな。薄っぺらくてバカらしい感情が一瞬でも見えたら、この手で殺してやろうと思ってた」
「平石……」と愛おしそうに私の名前をつぶやきながら、そっと抱きしめてくる。
「おまえを殺したら、俺も死ぬ予定だったよ」
耳もとに落とされたささやきに戦慄した。
すぐに放された体が信じられないほど冷たい。
私を見つめるふたつの顔がぼやけていく。



