病んだ心をつまびいて



時間が止まり、沈黙がただよう。


すると、空気を破るようにくつくつと喉を鳴らしたのは新山くんだった。




「……おまえの言う通りかもな」

「……」

「俺とおまえは、同じ人間なのかもしれねぇ」




新山くんがズボンのポケットに手を突っ込み、なにかを取り出す。



目を疑った。



彼の手に収まるもの


それは、小型のジャックナイフだった。