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本日3回目のインターホンが鳴った。
うら若き高校生にしてはやましく不健全な雰囲気が流れていたところを、思いっきり一閃される。
「………」
「………」
鳴り止まないしつこいインターホン。
見つめ合う気まずい空気。
「……ごめん、俺帰るわ」
諦めたように呟いた新山くん。
重みがなくなり解放された私の風貌はあまりにも事を終えた後のよろしくない未成年女だった。
知らぬ間に外されていた第2第3ボタンを留め直す。
体の火照りがおさまらない。
私……新山くんと……
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いつまでもやかましいインターホンの音。
好きな人との余韻に浸る時間すら邪魔をしてくるノイズにイラッとした。
「ちょっと行ってくる!少し待っててね新山くん!もう!せっかくの新山くんとの時間を……っ」
ぷんぷんしながら部屋を出た。
このとき私は、気が立っていたせいでカメラを確認するのを忘れていた。



