『好きだから、監禁させてくれない?』
くせっ毛を揺らして
眠たげな瞳で見つめてきて
低めがスタンダードな声が紡いだのは衝撃的な告白だった。
どこかゆるい雰囲気を持つこの人から
「監禁」なんて物騒なワードが出てくるとは思わなくて
もちろん恐怖を感じた私は、丁重にお断りさせてもらった。
なのに
『茜ちゃんが無理でも、おれはきみのこと死んでも好きでい続けるから。
他の男と付き合おうものなら全力で阻止するし。おれのにならないのなら一生独身でいてもらうよ』
ゆるーく言われた。
ほら厄介。
私のお隣さんは、見た目雰囲気オーラに反してめちゃくちゃに激ヤバな人でした。
この先どうなってしまうのか、怖くてたまらない次第でございます。



