「カフェオレです……
熱いから火傷しないでね」
「サンキュ」
下心たっぷり色違いのマグカップなんか使ってしまってごめんなさい。
ローテーブルを挟んで新山くんの対面に座る。
目を伏せてカップに口をつける姿もかっこいい。
カフェオレ飲んでるだけで絵になるなぁ
「見惚れすぎ。
穴が開きそうなんだけど」
新山くんがうすく笑った。
どんなに見つめても引かないでくれるあなたが大好きだ。
「ご、ごめんよ……
新山くんがカッコ良すぎて」
「平石って直球だよな。
わかりやすくて助かるけど」
う、わかりやすいのか私。
秋道さんのように大胆なことできないと思っていたけれど、意外とそうじゃないのかもしれない(?)
なんなら同系統の恋愛タイプだったりするのか?
うわぁぁ勘弁してくれ、変態なのは認めるけど!
「あ、相手に気持ちを伝えるのは、悪いことじゃないと思ってるので…口に出てしまいます、ハイ」
「……なら俺も、きちんと伝えようかな」
「ん?」
「平石ごめん、嫉妬した」
直球なのはお互い様だと思った。
"嫉妬"
片想い中の人からそんな言葉が出てくるなんて。
「あと、すげぇムカついた」
「えっ」
「平石が好きなのは俺なのに、他の男にマーキングされてるし」
「ぅ、それは…」
「俺への想いは嘘なんじゃねーかなって…少しだけお前の気持ち疑っちまった。ごめんな」
「新山くん…」
「いつかお前が秋道に奪られると思ったら、頭真っ白になってさ。怖がらせて悪かった。最低だな俺」
自嘲気味に口角を上げる新山くん。
教室で詰め寄られた際に恐怖を抱いてしまったこと、見抜かれていたんだ。



