新山くんが怒るのも無理ない。 あれだけ心配してくれていたのに、私は緩みきった思考を改めようとはしなかった。 仁奈にだって甘えていた。 私の日頃の軽薄な態度は、優しい人たちからの誠意を無下にしていたも同然なんだ。 「ごめ、なさ…ごめんなさいっ」 嗚咽がこみ上げ、声が止まらない。 誰に謝っているのかもわからない。 とにかく消えたくて…どうにかなりそうだった。 私なんて、この世界からいなくなればいい。 死んじゃえばいい。