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「茜〜!だいじょぶかー?」
教室に入るとすぐに仁奈が飛びこんできた。
一応、秋道さんに捕まったことは端的に連絡しておいたから事情はだいたいわかっているはず。
「おはよ仁奈さん。ちょい来て」
教室の隅に寄り、仁奈に襟の中を見せた。
もう隠す気もなかった。
「ぜんぶ秋道さんにやられた」
「うわぁ、やっば」
「絆創膏じゃ隠れないよね、これ。
コンシーラーでも消えなかった」
「アキミチさんとは付き合ってないんでしょ?なのにこれは…異常ってゆーか、きもい!」
よくぞ言い切ってくれた仁奈チャン。
そうなんです!
秋道さんはきもいんです!
「仁奈、アイロン持ってたら借りていい?
せめて内巻きにしたいせめて」
「あるよー。仁奈チャンがやったげる」
まかして☆とウインクを決めた親友。
さすがというか、いつも通りのおちゃらけた空気感にホッとしてしまう。
きっと私を安心させるための気遣いなんだろうな。



