悪魔なあなたと結婚させてください!

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とはいえど、普段運動をしない幸がいきなり長距離を走るのは無理がある。
まずは行き帰りで2キロの距離をランニングすることになった。

幸い、アパートの近くには大きな広場があるから、そこを走る場所に決めた。
「ほら、頑張れ!」

後方からアレクの応援が飛ぶ。

まさか一緒に走るとは思っていなかったので、途中でサボることも許されずに走り続けて、すでに汗だくの状態だ。

後1キロ走らないといけないと思うと気が滅入る。

そんなときにアレクが後ろから「頑張れば今晩は添い寝してやる」なんて言ってくるものだから、ついペースが上がってきてしまう。

この時間にはいつも眠っていたから知らなかったけれど、広場では同じように走っている人や、犬の散歩をしている人が多くいるみたいだ。

すれ違いざまにアレクと幸に声をかけてくれる人もいる。