悪魔なあなたと結婚させてください!

途端に恥ずかしくなって体温が急上昇してゆく。
顔も真っ赤になっているのが自分でわかった。

「どうした、食べないのか?」
手が止まった幸にアレクが声をかける。

幸は照れていることを悟られないようにそっぽを向いて「た、食べるよ」と、答えたのだった。