途端に恥ずかしくなって体温が急上昇してゆく。 顔も真っ赤になっているのが自分でわかった。 「どうした、食べないのか?」 手が止まった幸にアレクが声をかける。 幸は照れていることを悟られないようにそっぽを向いて「た、食べるよ」と、答えたのだった。