悪魔なあなたと結婚させてください!

そんなのは都合のいい妄想だ。
実際にはこれ以上にひどいイジメを受けている人もいるだろう。

それが原因で働けなくなった人だってきっといる。
「とりあえずぁ、あんた汚いからシャワーしてあげるよ」

和美の声が聞こえくる。
そしてなにかの台に足を乗せる音も。

「やめて……」
震える声でつぶやいて頭上を見上げると、青いバケツが見えた。

中には並々と水が入っている。
個室に逃げ場はない……。

ギュッと目を閉じたときだった。
「なにしてる」

そんな声が聞こえてきたかと思うと、バシャッと水が溢れる音がした。
だけど幸に降り掛かってきてはいない。