誰かが、手を掴んで引き揚げてくれている。懐かしい感触が右手を包んでいる。
ゆっくりと浮上していく感覚を感じながら、メルは、目の前のその人に笑いかけた。
(迎えに来てくれたの……?)
『――いつだって、傍にいるとも』
いなくなったと思っていたのはきっと、メルだけだった。
たとえ体を失くしても、周りの人が皆彼女を忘れても、メルだけは絶対に忘れない。
その優しい眼差しと温もりは、ちゃんと、メルの心に刻まれているのだから。
闇の奥に一筋……現実への出口が光って見えた。
祖母の手に誘われるままメルは、一直線にそこへと飛び込んだ。
ゆっくりと浮上していく感覚を感じながら、メルは、目の前のその人に笑いかけた。
(迎えに来てくれたの……?)
『――いつだって、傍にいるとも』
いなくなったと思っていたのはきっと、メルだけだった。
たとえ体を失くしても、周りの人が皆彼女を忘れても、メルだけは絶対に忘れない。
その優しい眼差しと温もりは、ちゃんと、メルの心に刻まれているのだから。
闇の奥に一筋……現実への出口が光って見えた。
祖母の手に誘われるままメルは、一直線にそこへと飛び込んだ。



