その輝く笑顔を、ずっと絶やさずにいて欲しい。
きっとそれは、皆を安心させてくれる。たくさんの人々の道を照らすかけがえのないものだから――。
(戻らなきゃ……)
力の抜けていた指先に、感覚が戻ってくる。モノクロに褪せかけていた視界で、再び自分の身体が色づく。されど……手を伸ばせど伸ばせど、触れるものはない。まるで重みのない液体の中浮いているようで、メルは喉を掴み喘いだ。
苦しい。手ごたえはないのに、抗えば抗うほど、肺の中の空気が目減りしてゆく感覚。
けれど、メルはやめなかった。希望が見えなくても、ひたすら手足を振り回した。
(今度は、諦めない!)
どれだけ苦しくても、遠くても……目の前で失われゆく大切な繋がりを断たせないために……。
ふっ――と、体が軽くなったように感じた。
(あっ……)
きっとそれは、皆を安心させてくれる。たくさんの人々の道を照らすかけがえのないものだから――。
(戻らなきゃ……)
力の抜けていた指先に、感覚が戻ってくる。モノクロに褪せかけていた視界で、再び自分の身体が色づく。されど……手を伸ばせど伸ばせど、触れるものはない。まるで重みのない液体の中浮いているようで、メルは喉を掴み喘いだ。
苦しい。手ごたえはないのに、抗えば抗うほど、肺の中の空気が目減りしてゆく感覚。
けれど、メルはやめなかった。希望が見えなくても、ひたすら手足を振り回した。
(今度は、諦めない!)
どれだけ苦しくても、遠くても……目の前で失われゆく大切な繋がりを断たせないために……。
ふっ――と、体が軽くなったように感じた。
(あっ……)



