「――――っ!」

 その姿を見て、ラルドリスは湧き上がってきた感情を抑えきれなくなり。

「お前ってやつはっ……いつだって、俺の期待に答えてくれる!!」
「きゃぁっ!?」

 誰にも憚ることなく、彼女の身体を力一杯抱きすくめた。