―もっと、刺激的な恋を。―

「れんしゅう相手になってやるよ」

「…………う。（けっこう、です）」


つまり、彗星と隕石に大差がないように

とおくとおく離れていたから、
ただ、きらきら光ってみえていただけ。

────触れたら、おしまい。


〇
・

地味で冴えない臆病少女
月読　椋（Tsukuyomi Muku）


☆ミ


うそつき爽やか王子様
染井　紀和（Somei Kiwa）


・
〇


星のとんがりに刺されて、

心臓からからだじゅうに甘い毒。

ひそひそ、どきどき、ひりひり、
いらないおまけつき。


「もっと、はずかしいこと、する？
おれは、してもいいけど」



きみは、お星さまでも王子様でもなんでもない。

───世界でいちばんわるいひと。