美しき造船王は愛の海に彼女を誘う


「ご無沙汰してます。清水店長。いいえ、さくらさん。ご活躍おめでとうございます」

 大きな花束をくれた。彼女の手作りだろう。華やかな動きのある花束。

「ありがとう。嬉しいわ。さあ、かけて」

「……まずは謝らないと。申し訳ありません。店、あまり状態が良くなくて、責任を取って私先月で店長を降りました」

 紅茶を出した私は彼女の頭をあげさせた。

「また、海外へ行くとか?聞いています」