神様の言葉に驚愕する。あたしは手違いで殺されたというのか……。最悪すぎる。同人誌、読みたかった。

「そう悲観するでない。特別にお前を転生させてやろう。しかもお前の最後に考えていた世界にだ」

「最後に考えていた世界……?」

あたしが最後に考えていたことは、同人誌のことだ。あたしが一番楽しみにしていた同人誌の中身ってーーー。

「ちょっと待っーーー」

あたしが神様に問いかけようとした刹那、足元にあった地面が消える。真っ白な地面の下には暗闇が広がっていて、あたしは暗闇の中に落ちていった。ジェットコースターみたいに猛スピードで落ちていく。

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

次にあの神様に会ったらぶん殴ってやろう。そう決心しながらあたしの意識は飛んだ。