そう鼻を啜りながら言う友達に、胸がギュッと締め付けられる。めちゃくちゃ心配かけちゃったんだな……。あたしまで泣きそうになってくる。

目の前がぼやけてしまったその時、担任の先生が入って来た。みんな慌てて自分の席へと座る。先生はグルリと教室を見回した後、コホンと咳払いをして言った。

「え〜、突然だがこのクラスに新しい仲間が加わることになった」

また転校生かと教室が騒がしくなる。こんなにも転校生ってやって来るものなのか?そうあたしが思った時、教室のドアを開けて入って来た三人を見て、驚愕してしまった。

「な、何であんたらが……!」

「どうも〜!今日からよろしくね〜!」

そう言って手を振ったのは栞くんだった。その後ろには、恥ずかしそうにする彰くんと値踏みするように教室を見回す草太くんがいる。

隣のクラスからの転入生?に教室は一気に騒がしくなった。あたしは席から立ち上がり、三人の元へとズンズンと歩く。