「だって本当のことじゃん! でもちょっと独特のオーラもあって、話しにくかったんだよね」
「杏莉は昔からそうだからねえ。でもそもそも、杏莉に変な男が引っ付かないように、わたしが目を光らせているんだよ」
「そう! 八島もせっかく美人なんだから、もっと笑えばいいのにさ」
「…………はあ、三原って人たらしだわ」
澪子と三原くんは本当に仲が良いようだ。
そういえば、ふたりは去年のクラスも一緒だった気がする。
そのときに意気投合したのだろう、会話のテンポが良かった。
微笑ましいなあと思って眺めていると、またもや三原くんが子犬のような無邪気な笑みで話しかけてくる。
「四宮さん! せっかく同じ班になったんだから、名前で呼────」
三原くんが何かを言いかけたそのとき。
突然わたしの肩に、誰かの腕が巻き付いて。
「杏莉ちゃんさ、絶叫とか乗れる?」



