吾妻くんは、もうすでに自分の席でひなたぼっこしていて、こちらに視線は向いていない。
班決めというノルマが達成されて、ひとりの優雅な時間を過ごしているようだ。
……やっぱり彼は、不思議な人。
独占欲のような言葉を放った吾妻くんに、少しドキドキしたのを返してほしいと思っていると、三原くんが優しく肩を叩いてきた。
彼のほうに顔を向ければ、緊張した面持ちで、彼は口を開く。
「実は俺ずっと、四宮さんとも話してみたかったんだ!」
だから吾妻が声かけてびっくり、と、三原くんがはにかんだ。
……明るくて、太陽みたいな三原くんが、わたしと?
まさか話してみたいなんて思ってもらえていたなんて思うはずもなく、びっくりして目を瞬かせる。



