そんなわたしたちに男女グループはハードルが高くて、とても困ってしまう。
「先生たちも、仲良くなるようにって気を遣ってくれたんだろうねえ……」
澪子がはあ……と長いため息をつくのを見て、こくりとうなずく。
「うん、でも困ったね……」
「どうしようかなあ、三原か須藤あたりにでも声掛けようか?」
「うっ……頼もしいよ、澪子。おまかせします」
澪子はわたしと違って社交的だから、人脈だって広い。
本当に羨ましいけれど、わたしはそんな彼女にいつも助けられている。
澪子がうんうん唸っているのを見守っていると、何やら隣が騒がしくなっていることに気づいた。
何気なく横を見れば、机と同化している吾妻くんが数人の男の子に囲まれているのが見えて、ぎょっとする。



