ユイナのお茶会イベントはすぐに起きた。
まさに健太が言ってた通りって感じ。
時は放課後、場所は学園の裏庭。
魔法でクロス広げたり、ポットやカップを並べたり。ユイナがひとりでテーブルをセッティングしてる。
おお、すごい。なんだかマジックショー見てる気分。やっぱ魔法が使えるってうらやましいな。
わたしと未希は生垣を隔てた別のテーブルでお茶してる。
陰になってて向こうからは見えない位置だし、ここは何気に穴場スポット。
のぞき見してても変に思われることもないんだ。
万が一ひとに見られても、ただのティータイムって押し切るつもり。
念のため令嬢口調は崩さないよう気をつけないと。
「あら? いちばん乗りは健太みたいね」
ぶつくさと文句を言いつつも、健太は率先して準備の手伝いしてる。
イヤイヤを装ってるけど、ユイナと一緒にいれてなんだかとってもうれしそう。
(ゲームの強制力が働いて、いま健太はケンタなんだろうな……)
ゲーム内でケンタってツンデレキャラらしくってさ。
健太の性格知ってる身としては、ちょっと笑っちゃうんだけど。
まさに健太が言ってた通りって感じ。
時は放課後、場所は学園の裏庭。
魔法でクロス広げたり、ポットやカップを並べたり。ユイナがひとりでテーブルをセッティングしてる。
おお、すごい。なんだかマジックショー見てる気分。やっぱ魔法が使えるってうらやましいな。
わたしと未希は生垣を隔てた別のテーブルでお茶してる。
陰になってて向こうからは見えない位置だし、ここは何気に穴場スポット。
のぞき見してても変に思われることもないんだ。
万が一ひとに見られても、ただのティータイムって押し切るつもり。
念のため令嬢口調は崩さないよう気をつけないと。
「あら? いちばん乗りは健太みたいね」
ぶつくさと文句を言いつつも、健太は率先して準備の手伝いしてる。
イヤイヤを装ってるけど、ユイナと一緒にいれてなんだかとってもうれしそう。
(ゲームの強制力が働いて、いま健太はケンタなんだろうな……)
ゲーム内でケンタってツンデレキャラらしくってさ。
健太の性格知ってる身としては、ちょっと笑っちゃうんだけど。