「それでだ、ハナコ嬢。シュン王子と一度話し合ってはもらえまいか? 理事長の名で呼びつけておいて、こんな頼みをするのは申し訳ないのだが」
いきなり切り出された本題に、思わず口ごもっちゃった。
予想通りの展開にため息しか出ないんですけど。
それに申し訳ないって思うなら、初めっから言わないでほしいって感じ。
こっちが断れっこないのはリュシアン様も承知のくせに。
「弁明だけでも聞いてやってはもらえんかのう? このまま執着を向け続けられるのは、ハナコ嬢にとっても心地よいものではないだろうて」
う、それは確かにそうなんだけど。
リュシアン様の口ぶりじゃ、話を聞いた上できっぱり断ってもいいってことかな?
山田との対決が避けられないのなら、こっちが有利になるよう話を進めた方が賢明なのかも。
返答を待つリュシアン様に見つめられながら、何を言うべきかを急いで頭の中で整理した。
「シュン様とお話しをするのなら、お願いしたいことが三つあります」
「うむ、言ってみなさい」
静かにうなずいたリュシアン様。
正直に言うけど、怒ったりしないでね!
いきなり切り出された本題に、思わず口ごもっちゃった。
予想通りの展開にため息しか出ないんですけど。
それに申し訳ないって思うなら、初めっから言わないでほしいって感じ。
こっちが断れっこないのはリュシアン様も承知のくせに。
「弁明だけでも聞いてやってはもらえんかのう? このまま執着を向け続けられるのは、ハナコ嬢にとっても心地よいものではないだろうて」
う、それは確かにそうなんだけど。
リュシアン様の口ぶりじゃ、話を聞いた上できっぱり断ってもいいってことかな?
山田との対決が避けられないのなら、こっちが有利になるよう話を進めた方が賢明なのかも。
返答を待つリュシアン様に見つめられながら、何を言うべきかを急いで頭の中で整理した。
「シュン様とお話しをするのなら、お願いしたいことが三つあります」
「うむ、言ってみなさい」
静かにうなずいたリュシアン様。
正直に言うけど、怒ったりしないでね!