きゃーっと盛り上がる三人を見て、どんどん顔が赤くなっていく。
私、緒臣くんと一緒に帰るの……っ?
心臓もたないんじゃ……っ。
「とにかく頑張れよ紫夕」
「なにを……っ!?」
「そんなの、天沢くんのハートを射抜くことに決まって……」
「変なこと言わないで……!?」
そんなこと言われると、緊張しちゃうんだってばぁ……っ。
周りに聞こえないように必死に声を抑えるが、正直今にも叫び出したいぐらいだ。
緒臣くんってば……っ、人いっぱいいたのに……っ!!
何考えてるのかわかんないよ〜っ!!
そう思いながら頭を抱えている私とは裏腹に、三人は楽しそうにニヤニヤと笑っていた。
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……時間経つの早すぎ……。
あれからずっと頭の中は緒臣くんでいっぱいで。
そしてすぐに放課後になってしまった。

