音寧がニヤニヤしながら私にそう言ってきて焦って否定する。
でもどこからどう見ても信じてなさそうな三人に、余計顔が熱くなってしまう。
「男耐性ない人間があんなイケメンに言い寄られたら普通意識するもんよ?」
「言い寄られてない……っ!!」
「わかってないなあ〜紫夕は」
変な風に言わないで……っ!!
そんなふうに言われると、勘違いしちゃうじゃんか。
でもそれは絶対ない。だって緒臣くんと私じゃ釣り合ってなさすぎるから。
立場はわきまえないと……っ!!
あまりにも騒がしすぎる三人に、もう!と言って席を立った。
「水買ってくる!!」
「照れんなって〜」
「うるさい!!」
全身が熱くて、廊下に出て少し熱を冷まそうとする。
後ろから私をからかうように笑っている声が聞こえたが聞こえないふりをして教室を出た。
…っあ!水買ってくるって言ったのにお金置いてきた!
嘘ってバレちゃうじゃん私のバカーっ!!

