緒臣くんのキケンな誘惑。





「とりあえず紫夕は周りなんて気にせずに堂々としてること!!なめられたら終わりだから!!」

「うん!大丈夫今のところ全く気にしてないから!!」

「よしっこれでこそ紫夕だ!」


芹奈がビシッと私に言い放ち私も元気に返すと、グッドサインを笑顔で向けてきた。

とりあえず……堂々と?……うん、頑張ろう!



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「……───なのでこのグラフは……」


四時間目。

お腹が空くこの時間の授業は数学。
数学の授業は一二組合同で、その中でも三つにクラス分けされている。

簡単に言えば成績順だ。
テストの点数がいいクラス、平均のクラス、あまりよくないクラス。

そして私は平均のクラスで授業を受けている。

眠気と戦いながら、黒板をぼーっと見つめる。


「……ねえ、お腹鳴りそう」

「私も」