平然と話しかけてくる緒臣くんに戸惑いながらも、ぎこちなく答える。
どうしても後ろの女の子達が気になっちゃうんだもん……!!怖い……!
なんて思っていると、優しく笑った緒臣くんは手に持っているプリントをヒラヒラとなびかせてそう言った。
その提案に驚いて答えることができずにいると、緒臣くんはさりげなく私の手を取り引っ張って歩き出した。
な……っ!?
「え…っ、ちょっとなにあれ……!」
「なに緒臣くんに触ってんの……!?」
そんな声が後ろから聞こえてきているのに、全く気にせずに歩く緒臣くんについて行くことしか出来ない。
強制じゃんこんなの……っ!
握られた手に熱が集中して心の中で叫ぶ。
完全に女の子達の輪から抜け出すと、緒臣くんは私の手を少し強く引っ張って私を隣に並ばせた。
「ちょ、緒臣く……っ!」
「どうかした?」
「な……っ!?あの、あまりにも強引なのでは……!注目されてたのに……!」

