緒臣くんのキケンな誘惑。




「わかりやす」

「うるさい……っ!」

「そうだよね〜あんな少女漫画みたいなこと起こったら寝れなくなってもおかしくないよね〜」

「う…っ」


た、確かにそうだけど……!

かああっと顔が赤くなりながら、言葉に詰まる。


「だ、だって……っ、昨日の夜冷静になってよく考えてたら、あの人絶対私の反応見て面白がってたんだって確信して……!」

「…紫夕がピュアすぎて逆におもろいって?」

「そんなこと言ってないけど!!」


ちょっと愛海変なこと言わないでくれる!?

三人とも私の味方だよね……?からかいすぎじゃない……?!


「で、具体的には?」

「…っ、名前何回も呼んできたり、距離近すぎたり……あと、緒臣くんが私の事教室まで送ってくれた時だって、あれ全部わざとだって……!」

「俺の話してくれてるの?紫夕」

「……っ、へ!?」


私が言いきる前に、後ろから聞き覚えのある声が聞こえて肩がビクッとなる。