緒臣くんのキケンな誘惑。






明らかにからかいだした三人に、ちょっと!!と言う。

さっきからクラスの人からの視線も感じるしでいろいろ気になることが多すぎる。


……っもう、この状況も全部緒臣くんのせいだよ……!

うぅ〜っと頭を抱えながら、その日は緒臣くんのことしか考えられなかった。



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次の日の朝。

昨日はあれから緒臣くんと会うことはなかった。
私はというと昨日の夜はなかなか寝付けなくて欠伸を連発している。


「……眠い〜」

「紫夕寝不足?」

「そうかも」

「もしかして〜天沢くんのこと意識しすぎた?」

「…っ、バッカ声でかいよ芹奈……!」


突然ニヤニヤしながら私にそう言った芹奈に、あからさまに動揺してガタッと席を立ってしまう。

ちょ、ちょちょちょ……っ何言ってんの……!

そんな私の反応を図星と捉えた三人は、面白がるように笑った。