緒臣くんに見惚れているお母さんに、わかるよその気持ち……と共感する。
その後の私の言葉にお母さんは状況が掴めず困惑していて。
それに緒臣くんがどこか恥ずかしそうにして笑いながら口を開いた。
「…みーちゃん、僕なんです」
「…え……えぇ!?」
「私が女の子だって勘違いしてて……!!」
「はぁ!?なにそれめっちゃ失礼じゃない!」
「う……っ」
信じられない!というような顔をして私を見つめるお母さんに、うっと言葉に詰まって目を逸らす。
「それでその……私の彼氏」
「な…!やっぱり……!?」
「はい。お付き合いさせていただいてます」
みーちゃんでもあり彼氏でもあると紹介すると、緒臣くんは横で緊張する様子もなく答えて。
お母さんは、いつもよりテンション高めに盛り上がっている。
「紫夕が迷惑かけてない!?大丈夫!?」
「お、お母さん……!?」
「大丈夫です。それに、紫夕からの迷惑なら大歓迎なので」

