緒臣くんのキケンな誘惑。




ここ公園なんだからそりゃ小学生も来るよね……!ということに今気づいた。

立ち止まってふぅと息を吐くと、いつの間にか私の元に歩いて来ていた緒臣くんが横に立って。


「ふ…っ、ほんと面白いね紫夕って」

「ええ……!?」

「まさか走り出すなんて……っく」

「っ、もう笑いたければ声出して笑ってよ!」

「ふふ……あはは……っ!」


私を見て肩を震わせて笑う緒臣くんに、かぁぁっと顔が熱くなる。
は、恥ずかしいー……!!


「またおねえちゃんかおまっかだ」

「うるさいよ君たち……!!」

「おねえちゃんとおにいちゃんは、こいびと?」

「…っえ」


子供って妙に鋭いよね……。
こんな小さい子に振り回されるなんて……!!
と思っていると、まさかの質問に固まってしまった。

こ、こいびと……?恋人……?
そ、そうなのかな……?そうだよね……?