緒臣くんのキケンな誘惑。




しゃがみ込むこの子に、手を差し伸べて笑う。


「もうだいじょうぶだよ……!!しゆが悪者をやっつけたからね!!だから、いっしょにあそぼ!!」

「…あ、ありがとう……」


私の言葉に少し安心したように顔を綻ばせて、手を掴んで立ち上がった。


これが、私とみーちゃんの最初の出会い。







「みーちゃん、すっごく綺麗な子だったなあ……」


そう言って話し終わった私の話を真剣に聞いてくれた緒臣くん。

……あれ?この話してたら……。


「公園ついた……!!」

「…ほんとだね」


目の前には昔よりも断然に綺麗になっている公園があって、わあ……!!と盛り上がってしまう。

目の前の入口から入って、懐かしい……!!と軽く走り回る。


「見て見て緒臣くん…!!新しい遊具もあるよ……!!」

「…ふっ、はしゃぎすぎ」


キャッキャッする私を見て、優しく暖かく微笑む緒臣くんは誰がどう見ても親目線だ。