緒臣くんのキケンな誘惑。





愛海も音寧も楽しそうにそんな話をしていて、やめて〜!とアワアワする。


「報告連絡相談。報連相だよ?」

「それは明日!」

「約束ね!ほら、お迎え来たよ!」

「え……!?」


そんな会話をしていると、音寧が私の肩を叩いてウインクしてきて。

パッと後ろを向くと、


「紫夕、帰る準備できた?」


とドアから顔を覗かせている緒臣くんの姿があった。


「あ、うん!帰ろう!」


少しドキッとしながらも、カバンを持って緒臣くんの方に向かう。


「ばいばい!」

「ばいばーい!」


緒臣くんの方に駆け寄って三人に手を振ってバイバイすると、私は緒臣くんの方に向き直った。


「行こう緒臣くん」

「そうだね」


そう言って廊下に出て、私達は並んで歩き始めた。



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それから他愛もない話をしながら、私の家を通り過ぎる。