緒臣くんのキケンな誘惑。




そんな会話に、何も言い返せず言葉に詰まってしまう。
どストレートに言うじゃん……ご最もですけど……。


「ほら、今でさえ顔真っ赤なのに」

「う、うるさいー!!」

「あ、怒った」


これ以上はやめて……!!私のライフはもうゼロよ!!
と、そんな反応の私を見て笑う四人に、私のライフはマイナスになるのだった。



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あれからもう五時間目が終わって。
六時間目が移動教室のため四人で廊下を歩く。

よく緒臣くんが来る非常階段の前まで来ると、非常階段の方から話し声がしてパッと顔を向けた。


「……あれ?」


あれって……。

そこにいる二人の人物を見て、驚いて足を止めてしまった。
一緒にいた三人も私につられて足を止める。


「なあ緒臣。そろそろ男同士の恋バナしようよ」

「…なんでこんなとこまで来るんですか。鬱陶しいです」

「まあまあそんなこと言わずにさ」