緒臣くんのキケンな誘惑。




急に聞き覚えのない声が私に話しかけてきて驚いてしまう。
顔を上げると、女の子三人が私を見て立っていた。

この人たちどこかで………あ!
もしかして、昨日の帰り近くにいた子……?


「…昨日、かっこよかった」

「…え」

「今まで悪く言ってごめんなさい……私達、応援することにしたから…!じゃあ……!」

「え、ちょ……っ!!」


私が反応する暇もなく、走り去って行った子達に呆然と立ち尽くす。

な、なんだったの……?

さっき言ってた言葉を頭の中で再生して考える。


あ、謝ってくれた……?別に私に直接危害加えてないのに……わざわざ?

よく考えたら、周りからの視線が敵意に感じなかったのって……昨日の件が関係してたりするのかな。
噂広まっちゃってるのかも……人いっぱいいたし。