スマホの通知を確認しようと思ってスマホを見ながら緒臣くんを待っていると。
「まじでさ〜なんなんだよあいつ、天沢緒臣」
ふと、近くからそんな声が聞こえて反射的に顔を上げてしまう。
声の方を見ると、そこにはこっちに来ながら話している男の人三人がいた。
…今、緒臣くんの名前言ったよね……?
「顔が良いだけだろ?なんでみんなしてあんな無愛想な男の周りにたかるんだか」
「どうせ心の中ではチヤホヤされて調子乗ってんだろ」
「俺が狙ってた子も天沢のこと好きらしいし。くっそムカつく」
話の内容が鮮明に耳に入ってきて、ドクンと心臓が大きく動いた。
な、なにそれ……悪口……?
聞こえてきた鋭い言葉の数々に鼓動が速くなっていく。
「いいよな〜顔が良いだけで人生勝ち組って」
「こっちは苦労してるってのに」
「あーモテてー羨ましー」
「めっちゃ棒読みじゃねえか」

