そんな私を見て満足そうに微笑んだ緒臣くんと、靴を履き替えて外に出た。
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それからまた数日が経った。
「ねぇ……」
「う、うん……」
今私は、千夏ちゃんに呼び止められている。
千夏ちゃんの呆れたような顔に、なんとなく何を聞かれるのかわかってゴクリと息を飲んだ。
「…あれから、緒臣くん付きまとわれてるよね……紫月に」
「…紫月先輩って積極的だね」
「さすがに緒臣くんが可哀想になっちゃったわ」
……そう。
この間から紫月先輩の緒臣くんへの距離感が縮みすぎている。
見てて紫月先輩が一方的にっていうのはわかるけど、あの緒臣くんのウザそうな顔ときたら。
嫌いっていうわけではないと思うけど、鬱陶しそうな顔してる。
「仲良くなりたいのはわかるけど……昔からあの人距離感おかしいのよ。私でも思うわ」
「千夏ちゃんでも?」

