結局、まだこの気持ちについての答えは出ていないけど。
そんなことを考えながら廊下を歩いて緒臣くん達の横を通ろうとすると。
「…っ!?」
急に横から伸びてきた手が私の頬をツンと触った。
それに驚いて緒臣くんの方を見ると、女の子達の隙を見て私に笑う緒臣くんの姿があって、ぶわっと体温と心拍数が上がる。
なに急に……っ!!
からかうような緒臣くんの瞳に、ドキドキと心臓がうるさく騒いでいた。
なんだか……ずっと、この気持ちの正体がわかりそうなのに。
ドキドキする度に、答えに近づいているような気がしてキュッと服を掴む。
早く、知りたいよ……。
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それから放課後になって、緒臣くんと一緒に玄関に向かっている。
「周りの視線やばいね……」
「俺はもう慣れたよ」
「慣れれるもんなの……?」

