緒臣くんのキケンな誘惑。





「女泣かせだねあの先輩……でも多分本人自覚ないよ。誰とでも距離近いから勘違いしちゃう女の子いっぱいいるらしい」

「へぇ……罪だね」


確かにめっちゃ距離近かったな……早速名前呼び捨てだったし、コミュ力高すぎてびっくりしたし……。

それにしてもみんな詳しいな。
…いや、私が知らないだけだ。多分有名な話なんだろう。


「どんな感じだった??」

「えー……普通にいい人だったなあ。手伝ってくれたし、ダンボール危ないからって気遣ってくれたよ!」

「なにそれ紳士じゃん」


私の言葉に反応した芹奈に、うんうんと頷く。


「私、安堂さんと話してるとこ見たことある」

「あ、それね、幼なじみなんだって……!」

「え、そうなの……!?」

「そうそう!だから余計仲良くなれたっていうか……」


私の言葉に驚いた顔をする三人。

それでいて、一途なんだよね〜。
そう思うと思わずニコニコしてしまう。