緒臣くんのキケンな誘惑。




「今日帰り一緒に帰れる?」

「え…っ?あ、うん帰れるよ……!」

「じゃあ待ってる」


さりげなく誘ってきた緒臣くんに、平然を装ってそう答えた。

ど、どうしよう……!?今この状況でも意識しまくってるのに、帰りとか心臓が爆発しちゃうかも……っ!

これも全部昨日の緒臣くんのせいだよ……っ!!

なんて思いながら内心あわあわしていると。


「ふっ、紫夕顔赤いよ?」

「へ……っ!?うそ……!!」

「思ってること全部顔に出てるけど」

「……〜〜っ!!!」


嘘でしょ嘘でしょそんなにわかりやすいの私……!?

私をからかうように下から覗き込んできて、余計顔の熱が上昇する。
それに驚いて反射的に顔を手で覆って隠した。


「…っ、まって、ほんとに……っ!!」

「なんで?可愛いよ」

「っ!」

「意識してくれてるみたいで嬉しい」

「…っ、そういうこと、言わないで!」