何も答えられずに、うぅ……と唸っていると。
そんな私とは裏腹に、楽しそうに笑ってる三人がどうぞどうぞ!と緒臣くんに向かって言っていて。
ちょ、ちょっとまって、三人はどっちの味方なわけ……!?
「そう?ありがとう、じゃあ遠慮なく」
「わ…っ、緒臣く……っ!」
三人の言葉に驚いて、目を見開きながら空いた口が塞がらないでいると。
その言葉を聞いた緒臣くんは私を一度離して、手を繋いできて。
結局私は緒臣くん連れられて、教室を出た。
────────────────
そのまましばらく歩いて着いたのは、前に緒臣くんが休み時間にいた非常階段。
その非常階段を登ると、そこは屋上に繋がる扉があるため行き止まりだった。
階段の下から見ると私達は視界に映らないから、誰にもバレないだろう。
「緒臣くん、よくここにいるの?」
「そう。ここ誰も来ないし」
「確かに……」

