魅惑の絶対君主




「そ。じゃー、脱げ」


突然、パジャマに手を掛けられてびっくりする。



「っえ、あの……相楽さ……待って、」



こちらの声には聞く耳持たず、すそを強引にまくり上げられた。

入りこんできた手が肌の上を滑って胸元までたどり着く。



「やっ……」

「寝るときはこれ着けちゃだめだろ」



直後、パチ、と音がして、そこを締め付けていたものから解放された。


それだけに留まらず、裾をいっきに首元まで引き上げられ、素肌が相楽さんの目の前に晒されるから……。

羞恥のあまり、目の前がチカチカして。



「だめ……見ないでくだ、……ひぁ、っ」



相楽さんの手に意識が集中しすぎて、指先が掠めただけでびくっと肌が揺れてしまう。